ゴールデンにとっては寒い冬の間に蓄えた下毛を来るべき夏に向けて抜いていく換毛の季節です。
この換毛が上手くいくと、梅雨時の湿疹等の皮膚のトラブルの予防にもなりますし、
夏も快適に過ごせる可能性が上がります。
人にとっても抜け毛が多くて大変な季節ですが、
頑張ってお手入れして、来るべきイヤ~ナ梅雨、楽しい夏、と元気に乗り切っていきましょう。
まずは基本的なお手入れ方法
被毛の管理というと大げさですが、
きれいな毛をブラッシングしてうっとりというのはゴールデンを飼う醍醐味の一つだと思います。
せっかくのゴールデンですので、綺麗にしておきたいものですよね。
まずはシャンプーの頻度ですが、一昔前は2週間に一回などといわれました。
これはシャンプーの質が悪く、皮膚に負担にかけるためでした。
いまはラファンシーズという非常に高品質なシャンプーがあり、
必要であれば毎日シャンプーをしても皮膚に負担はかかりません。
抜け毛の季節には理想を言えば3日に一回、
できれば1週間に一回はシャンプーをしてあげるといいでしょう。
ゴールデンレトリバーはダブルコートです
ダブルコートとは、
外側に雨風を防ぐ固い上毛と、
内側にやわらかく羽毛のような保温効果の高い下毛の、
二重の被毛のことです。
ゴールデンレトリバーは元々、鳥猟犬ですので、
本来は
藪の中を走り回り、
真冬の冷たい池に飛び込んで、
打ち落とされた鳥を回収していました。
自然のフィールドで活動するため、
保温効果の高い下毛を風雨からカバーする、
藪でも擦り切れない丈夫な上毛に覆われています。
さらに優れたことに、
ゴールデンレトリバーのダブルコートは、
季節の変化を感じとると、
冬バージョン、
夏バージョン、
と自然に切り替えて暑さ寒さをしのぐ機能を持っています。
冬バージョンは上毛を厚く密に、下毛も密にして防寒対策をします。
ダウンジャケットのようなモノです。
夏バージョンは下毛を抜き、上毛で地肌に影を作るようにコシのある固くて長い毛が薄く残ります。
風通しのよい、麦藁帽子のようなモノですね。
春はこの夏バージョンへの移行の季節ですので、
大変抜け毛が多くなります。
この季節に下毛が多く抜けないと夏バテしてしまうので、抜けるときには沢山抜いておきましょう。
夏に向けて換毛を促す
春に換毛を促すと、夏が過ごしやすくなります。
換毛を促す方法ですが、やはり一番はシャンプーでしょう。
皮膚に負担をかけないシャンプーでこまめに洗ってあげましょう。
我が家では今まで沢山のシャンプーを使ってきましたが、
やはり一番のお勧めはラファンシーズです。
皮膚への優しさ、仕上がりのよさ、スタイリングのしやすさ、
すべてにおいて最高のヘアケアシリーズです。
さて、シャンプーの目標は週一回で頑張りましょう。
でもシャンプーをすればいいというものではありません。
効果的なシャンプーの方法を書いておきます。
シャンプーのやり方
1、まずはお湯でゴールデンの地肌まで良く濡らします。
春は下毛が密ですので、根気よく、シャワーヘッドを軽く押し付ける感じで濡らしていきます。
温度は低い方が皮膚には優しいので、38度以下がお勧めです。
よく濡らしたら、シャンプーをつけます。
2、地肌をマッサージするように洗います。
毛を洗うのではなく、地肌をマッサージするつもりで、
爪を立てないように指の先を使って泡立てます。
ココが大変重要です。
「洗う」ではなく「マッサージ」を意識します。
地肌に程よい刺激を与えることで新陳代謝を活発にし、
換毛を促します。
全身をよくマッサージするように洗ってください。
1度目が終了したら泡がなくなるまで良く流します。
2度目のシャンプーに入ります。
二度目は泡立ちが大変良いと思います。
特別に耳に疾患等が無ければ耳のなかも優しく洗ってください。
とてもすっきりします。
2度目のシャンプーの後は毛がきしむまで良く流します。
次にリンスです。
これも同じく、地肌にすり込むように全身につけます。
シャンプーと同じく、毛がきしむまでよく流します。
3、タオルドライ
タオルドライだけで乾かすつもりで行います。
1回目は超吸収タイプのウェットタオルがお勧めです。
絞りながら水気を吸い取っていきます。
ウェットタイプで水気が切れたら次にドライタイプの高吸収タオルがお勧めです。
シャンプーと同じように地肌をマッサージするつもりでタオルで拭きます。
ほぼ水気が取れて、若干湿ってる程度まで拭きます。
最後にドライヤーをかけます。
お勧めはペッカーリーです。
熱ではなく、強風で水分を吹き飛ばすタイプのドライヤーです。
熱で乾かすと皮膚にダメージを与えてしまい、皮膚トラブルの原因になってしまいます。
時間短縮と皮膚へのダメージが無く、完璧に乾かすことが出来ます。
ペッカリーが無い場合は、普通のドライヤーの送風か、温風を皮膚から離して乾かします。
タオルドライを入念にすることで時間短縮になりますし、
ゴールデンへの負担を減らすことが出来ます。
一台、トリミングテーブルがあると、腰をかがめなくていいので、
お手入れが大変楽になります。
せっかくのゴールデンですので、お手入れを楽しみましょう。
これがゴールデンの醍醐味の一つです。
またこの時期はイタリアンレーキツインロータリーを使って、
毎日ブラッシングをしましょう。
ツインロータリーは下毛だけを効果的に絡めとる優れものブラシです。
わたしも春には手放せなくなります。
これとスリッカーはゴールデンには必需品でしょう。
シャンプーの仕上げに
耳の中の水分を良く拭いてあげてください。
また、ひげをカットするとすっきりして可愛くなりますよ。
ついでに鋤バサミで耳の後ろの余分な毛をカットし、足が丸く見えるようにカットするとさらに可愛さがアップします。
1週間に一度、4回もシャンプーすればかなりいい状態で換毛がすすむでしょう。
梅雨に向けて蒸れにくい状態のコートになれば一安心です。
後は、気温の上昇にあわせて、食事を少し脂肪分の少ないものにすると皮膚のトラブルが更に起こりにくくなります。
また、気温の高い日が増えてきますので、夏のページを参照し、熱中症の予防を心がけてください。
その他
色々な生命が活動を始める時期でもあります。
ノミ、ダニなどの虫や、カエル、ヘビ、植物など、ゴールデンにとって有害な生物や、
除草剤などを使用する季節でもあります。
異変に気づけるように良くわが子を観察し、楽しく春を過ごしましょう。
フィラリアの予防を始める時期です。
夏の項目でも触れていますが、副作用が認められているタイプの物があります。
獣医さんに相談してみてください。