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ゴールデンの歴史とスタンダード ゴールデンをもっと楽しく!

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矢印ゴールデンレトリバーの歴史とスタンダード 

●ゴールレトリバーの犬種の成り立ちとスタンダードの紹介です。
※スタンダードとは犬種の標準を定めた物で、スタンダードのより近い子を求めてブリーダーは繁殖をしています。健康に留意し、よりスタンダードに近づけることが「犬種の向上」になると私は考えています。
ブリーディングの目的は「犬種の向上」唯一つであるべきです。

●ゴールデンレトリバーの歴史
1865年、猟の好きだったスコットランドの貴族、ツイードマウス卿がブライトンの靴屋から1頭の黄色い巻き毛のオス犬を手に入れました。そのオス犬の名 前は『ヌース』、他の兄弟はすべて黒犬だったそうです。一方、ツイードマウス卿がロシアのサーカスから入手したという説もあったようですが、1952年ツ イードマウス卿の子孫のイルチェスター伯爵によってツイードマウス卿のスタッドブックや血統の記録が公表され、今では「サーカス犬だった」という説は否定 的な見方が多いようです。
『ヌース』の母犬はチチェスター卿所有の黒いウェイビー・コーテッドレトリバーで、その祖先は小型の
ニューファンドランド が 含まれているといわれています。数年後『ヌース』は『ベル』というメス犬と交配しました。『ベル』はツイード・ウォーター・スパニエルというツイード川流 域にだけで飼育されていた珍しい犬です。ツイード・ウォーター・スパニエルは今では絶滅してしまいましたが、泳ぎの能力にすぐれた茶褐色で巻毛の獲物回収 犬でした。そんな『ベル』は3頭のメスと1頭のオスの子犬を産みました。子犬はイエローで、名前は『カウスリップ』『エイダ』『プリムローズ』『クロッカ ス』といいました。ツイードマウス卿はこの中の『カウスリップ』と『プリムローズ』を犬舎に残し、これを元に異なる犬種のさまざまなハンティングドッグの 特性を結集させた新しいタイプの回収犬(後のゴールデンレトリバー)を作ろうと試みました。特に『カウスリップ』は完全なハンティング・レトリバーを作る ために必要な、多くの特性を持っていたとされています。

それからツイードマウス卿は『カウスリップ』と、別のツイード・ウォーター・スパニエルのオスを交配しました。そして生まれたメスと『エイダ』の子孫を交配するといった具合に何代か繁殖が行なわれました。同時に、今のフラットコーテッドレトリバーの先祖であるブラック・ウェイビーコーテッドや優れた視力のアイリッシュ・セッターや、嗅覚に優れた薄茶色のブラッドハウンドと の交配も行われ、血が濃くなリ過ぎる事を避けつつ、またハンティング能力の向上、そして毛色の改善をめざして行われたと考えられています。こうしてツイー ドマウス卿による綿密な計画のもとでの繁殖は、20年以上もの間繰り返されました。それはその毛色からイエロー・レトリバーと呼ばれ、次第にその数を増や していったのです。
19世紀の末頃にはイングランドのほうでも有名な犬となり、英国のケンネルクラブは1903年に「フラットコート-ゴールデン」として登録されました。能 力や作業の適性が重視されていた時代にあっては、色やコート等は趣味や好みの問題だったようです。すべて同じ犬種とみなされ、この時期のレトリバーには毛 色が黒、茶色、黄色、赤のものがおり、また時によってはブラックアンドタンや白もいました。また、短いコート、真っ直ぐな毛のものとウェーブがかったり カールしたものがいました。
改良の過程で先祖を同じくするか、近親の関係にあったとされているレトリバー犬種は、上記のフラットコーテッド・リトリーバーの他に
チェサピーク・ベイ・リトリーバーカーリーコーテッド・リトリーバーラブラドール・リトリーバー
で はないかと、多くの犬の記録に残されています。当時は、毛色の違いにより1913年からイエロー・レトリーバーとゴールデン・レトリーバーに分けられまし たが、熱心な愛好家たちによりスタンダードが制定され、その愛好家たちの要請もあり1920年にケネル・クラブが犬種名をゴールデン・レトリバーに統一し ました。
その後ゴールデン・レトリバーはイギリスからアメリカへ持ち込まれ、東海岸から西海岸へと普及していきました。 1925年11月に第1号名前は『ロンバーデール・ブロンディン』といいました。このゴールデンがアメリカン・ケンネル・クラブへ正式登録されて、さらに アメリカ各地へと広まりを見せたようです。1932年にアメリカン・ケンネル・クラブがゴールデン・レトリバーを公認、1938年アメリカ・ゴールデン・ レトリーバークラブ結成。1941年にはアメリカでレトリバー犬種による第1回ナショナル・チャンピオンシップ・ステークスが開催されゴールデン・レトリ バーの『キング・マイダス・ウッドエンド』が優勝してゴールデンの名をさらに高めました。1989年アメリカで行われた家庭犬資格・優級家庭犬資格・実用 犬資格の3つのテストで、その資格を獲得したゴールデンの頭数は、すべての鳥猟犬種中の第1位を記録したそうです。アメリカに渡ったゴールデンは、その後 アメリカ人たちの好みも加味されて、イギリス系のものとは違った特徴を持つようになりました。
日本でゴールデンレトリバーの名前を広めたのは、アメリカから来た『ベックウィズ・ゴールドウィンズドランビュー』というオス犬だったといわれます。 1984年ジャパンケンネルクラブ本部展で『ベックウィズ・ゴールドウィンズドランビュー』がベスト・イン・ショー(全犬種最優秀犬)に選ばれ、同年は 32回もドッグショーに出場して各地を回ったこの犬のキャンペーン効果も大きかったそうです。次々にアメリカチャンピオンが輸入され、ゴールデンに対する 関心は日本でも一気に高まりました。1983年にはわずか20頭だったJKCの登録数が、85年には212頭と激増しました。1994年から3年ほど、日 本における人気犬種の2位というほどの人気となりました。近年ではオーバーサイズのものや欠陥のあるものを避ける傾向から、股関節、およびアイ・クリアー の証明書を要求し、クリアーしたゴールデンを輸入するようになりました。また現在はアメリカチャンピオンを獲得する日本のゴールデンレトリバーも作出され ています。  

 

(参考文献)ゴールデンリトリーバー(誠文堂新光社)
ゴールデン・レトリーバーの飼い方(成美堂出版)

●ゴールデンレトリバーのスタンダード
 

『一般外貌』

左右対称で均整がとれ、力強く、活動的な犬。
健全であって各部分が調和し、不恰好でなく、長すぎない脚。
親しみのある表情を持ち、気迫と敏捷さと自信を兼ね備えた個性をしている。

本来、水中鳥猟犬で堅牢なコンディションを見せていなくてはならない。
全体の概観、歩様やバランス、犬種の目的の方が構成している各部分より強調される


『気質』

親しげで、確実で信頼できる事。
通常の状態で喧嘩好きであったり、他犬や人に対して敵意を見せたり、また不当に臆病さを見せたり神経質なのはゴールデンレトリーバーの性格と一致しない。
そのような行動はその重大性からして減点すべきである。



『色』

多彩な色合いで、鮮やかで光沢のある黄金色。
前肢のうしろ側には適度に飾り毛があるが、前胸、下胸、腿のうしろ側、尾の下部には、より豊かな羽毛がありそれは他の部位よりはおおむね淡い色である。
極端に薄かったり、極端に濃かったり、いずれも顕著なボディカラーは望ましくない。
胸端のわずかな白斑はゆるされる。



『コート』

被毛は平滑毛か波状毛で密度があり、良いアンダーコートで水をはじく。
外側の毛は固く弾力性があるが短毛犬ほど硬くなく、セターのような絹糸状の柔らかさでもなくボディに沿って寝ている。


『サイズ』

オスは肩甲骨までの体高が56~61cm、メスは51~56cm。
理想的な比率は体長12:体高11。


『歩様』

トロットをしている時、歩様は自由に流れるように力強くそして調和が取れすばらしい歩様を見せる事。
どの位置から見ても足は内にも外にも向かず、足がクロスしたりぶつかりあったりしない。


『頭部』

スカル(頭蓋)は広く平らで、適度なストップ(両目の間にある吻と頭蓋の接触部分のくぼみ)をもつ。
マズル(鼻口部)は広く深く、スカルの長さとほぼ等しい。
垂唇適度で鼻は黒または暗褐色、歯はシザーズ・バイト(口を閉じたとき、上あごの切歯が下あごの切歯の前にわずかに接触し、はさみのように咬みあう)
目は中位の大きさで、両目の間隔は広く、色はこげ茶が望ましく茶色は認められる。
傾斜した眼細い目、三角の眼は正しい表情を損なう為欠点。
まっすぐ前を向いている時は白眼や瞬幕は見えない。
目ぶちは黒く、理知的で柔和な表情を示している。
耳は中位で付け根はやや後方に位置し形よく、ほほの近くに垂れ下がる。
ハウンドのように、位置の低い耳は欠点とされる。
鼻は黒または黒褐色とする。
ただし、冬季に幾分褐色するのはさしたる欠点ではない。
ピンク色や色素を著しく欠く鼻は欠点となる。
歯はアンダーショットやオーバーショットの噛み合せは失格。
シザーズ・バイトである。
(口を閉じた時、上あごの切歯が下あごの切歯の前にわずかに接触し、ハサミのように咬み合う)
全歯揃っている事。


『首』

首は中庸な長さで、たくましく、筋肉質的な感じを与える。
ノドは弛んでいない事。
背は水平で力強く、胸は深く肘まで達し胸幅は広い。
肋はよく張っているが樽状ではない。
腹は充分に引き締まっている。


『尾』

尾は適切に位置し、長さは飛節(かかとの関節)に達する。
根元は太く筋肉質で、尻の自然な形状に続いている。
行動時はやや上向きのカーブを描くが、背上に巻き上げてはいけない。


『前足』

前足は真っ直ぐで、骨は太く、中手は短くわずかに傾斜する。
筋肉質で、後ろ足と充分に調和し、支障なく歩ける事。
毛が多すぎる場合はトリミングを行い、自然なサイズと輪郭が示されるようにする。
扁平足や兎足は欠点とされる。


『後ろ足』

後ろ足の膝は充分に角度があり、飛節は低い位置につく。
後足は後望で真っ直ぐである
肉球は前足とほぼ同じ。
自然な姿勢で大たい骨は骨盤に約90度の角度でつく。


(失格)陰睾丸
(減点)極端に不正な噛み合せ

 (一部、AKCスタンダード参考)

 

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